ツイッターで書いた観相

相を観察する場合、それまで継続されていた形態が変化したことに注目するのがコツです。たとえば、結婚線がある辺りで小指の付け根の水星丘にある縦線が、綺麗に力強く刻まれている人が、薄くなったり、乱れたりすると要注意です。普段から乱れている人よりも、金運悪化を自覚しやすくなります。

小指が短い人は、対人関係が苦手です。大勢の中にいるよりも、数人の友人と一緒にいる方が気が楽です。特に小指が短く見える女性は、恋愛や結婚で苦労しがちです。

薬指が長い男性はエベレスト登山のテレビを見てロマンを感じます。人差し指が長い女性は一緒にテレビを見ながら、わざわざ苦労している姿はバカだと思います。登山のお金がもったいないと思うのです。

人相(顔相)の根幹に、その形態は、そうなるような氣がまずあって、しかる後、形が生まれるというのがあります。この「氣」とは、気持ちの気ですから、心の状態のようなものです。顔や体などは、そうなる氣がまずあって、固有の形になったわけです。

形を整えれば、その形に見合った氣が生まれるとも言えます。この氣(心の状態)というものが運勢に大きく影響していることを考えると、この原理は開運法の一つとなりえます。

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一日の始まりに眉と眉の間を観ましょう!

毎日、テレビやネットの占いをみて、一喜一憂するのも楽しみの一つですが、とても実用的な方法をご紹介します。

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朝起きてすぐ、化粧をする前に鏡をみて、眉と眉の間に注目してください。図の円のあたりです。ここは「印堂いんどう」「命宮めいきゅう」という名前で呼ばれている場所ですが、その日一日の運気が明瞭にでます。

この部分に綺麗な桜色、綺麗な薄黄色、なんだかツヤがいい感じがあれば、その日は普通かラッキーなことがあります。地肌の色のままだとしても、平穏な一日です。

この部分に鉛筆の芯の粉を塗りつけたような感じの色や吹き出物、赤い感じ、肌荒れなどが見つかったら、その日一日は要注意です。一日の始まりに警報がなったと思って安全第一で行動してください。そしてもし時間があれば、自分がリラックスできることをしてください。心も体もゆるんだ感じになって気持ちよくなると、印堂の色も薄くなったり、悪いことが起きなかったりします。

ぜひ、実践してみてください!




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戦前の日本軍と手相人相(骨相)

「戦前の日本軍では飛行機乗りの手相や人相を見て、運が悪そうな者は飛行機が墜落するので搭乗させなかった」

これは手相の専門書などで、よく取り上げられる話です。この話は様々なバージョンがあるところからみても、多くの人が語っていたようです。

それで実際に体験された方のお話の一つが以下のとおり。

吉田節恒著『翼のない特攻搭乗員の物語』文芸社刊 p59-60引用
「九月十五日は防空訓練があって朝の四時半にたたき起され待避訓練などをさせられ朝礼なしである。温習後、型態性格検査というのが一、二分隊午前中いっぱいかかって行われた。
手相、骨相を見るのである。何だか変てこな感じである。手相、骨相が飛行機の搭乗員と関係があるのか。このような時には必ず判ったようなデマが飛ぶ。曰く、手相骨相に一年以内に死ぬと出た奴は飛行機に乗せない。高い飛行機がもったいないからである。人より時間をかけて観られた奴は、ああ、俺はきっと駄目なんだ。等々である。超近代兵器の飛行機に乗る奴が手相骨相で識別されるとはと、少々釈然としない。」

著者の方は特攻隊の方ですし、一般の常識的な方ですから、占いで選別していたことに疑問を持たれたのでしょう。ここでは引用はしませんが、この時、手相などを見た側の人が、後に大企業の重役になられる話もありました。科学的根拠のない血液型も軍隊に使用されることが当初の目的だったとのこと。戦争中にドイツ側と連合国側には、それぞれ占星術師がいたとか。まあ、一般の常識的な方には信じられないような話ですね。ただ、最近でもサッカー選手を占いで決めたり、パウル君が登場したりと、占いはしぶとく生きていくんですねえ。

さあ、パウル君の爪の垢(ある?)でも煎じて飲もうっと(笑)

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画相と妄相の比較

以下、「神秘」第一巻五月号、觀水學人先生の「畫相を主題として」より

「然らばその妄相の畫相と本當の畫相とどうして鑑別するかと云ふと、その仕方は譯ないのでして、本當の畫相ならば、假に此處に居る人の顔へ畫相が出て居ると云ふ場合にですな、人相も見えなければ研究もしたこともないと云ふ他の人に、此處に斯う云ふ畫相が出て居ると云ふことを言へば、其の人に見えるのであります。(中略)これが今お話しました妄相の方へ行きますと、全然見えやしないのです。」

ここで觀水學人先生がおっしゃている重要なことは、

*画相は誰にでも見える。

*妄想(妄相)は他の人には見えない。

という点です。

これは簡単そうですが、自分でやってみると難しいのです。やはり、その道の達人のご指導を受けないと、自分の妄想なのか、本当の画相なのかがわかりません。今日は、その達人先生の御講義の日なのですが、「ほら、ここに画相がある」と指さされる先を見ると、なるほど目があって、輪郭があって、という具合になるのです。

こういう機会は本当に貴重です。心から感謝申し上げます。

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文聰先生人相系譜(一部)

皆様、いろいろと記憶違いがありましたので、訂正して、お詫び申し上げます。

うーん、記憶がごちゃごちゃでしたね。

※ケタのずれがなおりません。うーん。

まず、「神秘科学」目黒玄龍子先生追悼號からですが、

*文聰先生が目黒先生に師事されたのが二十一歳の二月。

*丁度今から十三年前(この雑誌が昭和13年発行)ですから、文聰先生が大震災以後に 

占いを始められたとすると、その二、三年後に入門されたことなります。

*同級生が十一人でした。

(四人なんて言いまして、すいません。でも、意外に少ないですよね)

*同級生には鉄道学校の先生、書の先生、海軍の技術研究所の方、

 (陸軍は間違いです)などです。

(この三名の方と占い師の方で四名と記憶違いしておりました)

*玄龍子先生は流卜で苦労された。

*この同級生達と講習の帰りに銀座でビールを飲みながら夢を語り合った(笑)

ということでした。

次に、林先生との関係ですが、文聰先生著「観相学精義 画相伝 全」によりますと、

*浅草馬道の朝元斉横舟先生に師事されたのが林文嶺先生です。

*林文嶺先生のお弟子さんに福田常水先生、木村瑞枝先生、佐藤某先生、白竜先生な

どが、いらっしゃいました。

*この中で福田常水先生に文聰先生は師事されました。

まとめますと、文聰先生は、

*玄龍子先生系では、玄龍子先生に直接師事された。

*林文嶺先生系では、そのお弟子さんの福田常水先生に師事された。

となります。

福田常水先生は、他には浦辺東涯(顕)先生も師事されていましたね。

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玄通子先生

玄通子先生著編「相道」第二号鑑相秘録より

今からおよそ54年以上昔の実占例ですが、

「三十八歳の男子、眉毛が濡れて倒れ(妻乃至妾が密通して煩悶やるせない相)、左の魚尾に白苞が出て、その傍に三十台の美人が背を向けて現れ(妻の反対を苦にしている相)、右の魚尾に色白の三十五、六の女と二十五、六の瓜実顔の優男とが同じように背を向けて現れ、神動線が右魚尾から出て女像を過ぎり、右の金甲へ引いて(この三十五、六の女に当人は首ったけ恋著しているのだが、女は傍の二十五、六の優男と通じ、当人に秋風を吹かしている相)、両顴勢に似疵苞が現れ(名誉を傷つけられる相)、右の涙堂にも白苞が現れ(恋愛を苦に病む相)、印堂が赤く(あせり)、地閣も赤くなり、右の腮骨に図のような神動線が走っている(建築の相)・・・。」

本当は、もっと長いのですが、あまり引用するといけませんので、このへんで。

まず、驚くのが、顔を見て、ここまでのサインを読み取っていることです。
実際には、

*三十八歳の事業家が奥さんがいる身でありながら三十五、六の女性と不倫をしている。
*その浮気相手の女性も別の若い情夫がいる。
*浮気相手の女性に家を建ててやる約束をしている。
*しかし、その浮気相手が若い情夫との関係を求め、事業家を拒んでいる。

などが、驚くほど顔から読み取れるわけです。

ここまで読み取れるようになりたいものですね。

この例を取り上げたのには、もう一つ理由があります。

観相による洞察もさることながら、いつの世にも同じような悩みを持つ人がいる。

この事業家は、どうしても浮気相手の女性と一緒になりたいのですが、玄通子先生は止めます。この女性は持ち物は良いが浮気っぽい、だからこれからも男を変えていくからやめろと諭すのですが、事業家は諦めません。あげく、今の情夫に飽きたころに一緒になれないかと聞いてくる始末。

「それは何時ぐらいしてからでしょうと本気で訊ねられたのには全くうんざりした。中年の色ごとは全く相手になりにくい。理屈は一と通りも二た通りも心得て、自分の弟妹、後輩へは恋愛訓も得々喋舌る手合だから始末に困る。特にこの人の場合・・・。」

・・・まったく今も一緒ですよ、玄通子先生。

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