出生時間を求める占い鑑定について

私はヘボなので「黙って座ればピタリと当たる」占いはできません。

それをお求めの方は、それが出来る先生に見てもらうべきでしょう。

私の場合、お客様には大変申し訳なのですが、出生時間の修正のために、過去の出来事やご自分の性格などについてメールで何度かお尋ねします。

お客様にとっては、過去を占わせて実力を判断してやろうということもできませんし、自分の性格や過去の出来事は、自分が一番よく知っている既知情報ですから、自分を見つめなおす以外では、何の役にも立ちません。

まあ、出生時間の絞り込みの段階で、こちらが事前に知るはずもない時期判断や性格的特徴が、いくつか該当しはじめれば、少しは占い師として信用してもらえるかも知れませんが。

この作業の前に、ご提出いただいた出生時間を4分ごとに前後いくつかの数を出しておきます。母子手帳レベルの修正であれば±12分以内くらいが目安です。

西洋占星術では4分間の出生時間の誤差が予測の1年間の誤差になります。この点については、日本で最初に占星術を紹介された先生も「西洋占星術で判断するには、まず出生時間の修正から始める必要がある」と述べておられます。

インド占星術でも様々な技法がありますが、大切なナバムシャ・チャートは前後7分程度でラグナが変わってしまいます。そのためでしょうか有名なラオ先生も、判断の前に何十分も出生時間の修正に時間をかけられるそうです。

四柱推命についても同様で、時間の区切り付近では、数分のズレが全く異なった判断につながります。特に私の場合ですが、親との関係や過去の時期的な反応は四柱推命の判断で必要としております。

易の世界にも「筮前の審事」という言葉があります。これも占う前に占う対象人物の周辺情報についてはっきりさせようとします。

ただ、もちろんですが、卜占判断や観相判断には出生時間の修正は必要ありません。

さて、それでは、これらの出生時間の修正作業は、なぜ必要なのでしょうか?

少なくとも私にとっては、お金を頂いて判断させていただいている以上、少しでも精度の高い未来予測をご提供することが大切であると考えているからです。

既知の情報については、自分の胸に手を当てて振り返ればいいわけですから、ある意味では必要ありません。

本当に必要なのは未来の予測情報です。

この未来の予測情報も完璧に当たるわけではありません。

誤差や錯誤もあります。

しかしながら、少しでもお役にたてるように精度の高い予測することが大切であろうと思います。

僭越ながら、この態度を誠意ととらえるか、なんだ腕の無いヘボな奴だととらえるかは、その方しだいだと思います。

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