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『號一第巻一第誌雜學星考』

いきなりタイトルが逆ですが、それもそのはず、この雑誌の発行は昭和十二年二月二十八日となっているからです。ちょうど日中戦争が勃発した頃です。

日本考星学会発行で、ほぼ小埜(野)皋(皐)山氏という方だけが執筆されています。この方が日本考星学会を主宰されているようです。一番後ろに日本考星学会規約なるものもあるのですが、はたして第二号が出版されたのかどうかは定かではありません。

さて、中身ですが、簡単な占星術の紹介と相場に占星術を使っているなどの話が書かれています。小埜氏自身も占星術を相場に使われていたようで、簡単な相場予想の記事があります。

26ページだけの小さなブックレットなので、それほど沢山のことが書かれているわけではありませんが、ロブソン氏、トレミー氏、チコ氏、アダムス氏、隈本有尚氏、マンリー・ホール氏など、占星術に関わった方々の名前が散見されます。

また、1930年に発見された冥王星についても取り上げています。昭和十二年は1937年ですから、発見されて7年後に占星術雑誌で取り上げられた事実は興味深いものがあります。

この雑誌の中では永鳥氏については書かれていませんが、隈本氏の流れにある方のお一人だと思われます。

こういう歴史的な資料というのは、誰かが取り上げないと埋没するものですので、ここに書き記しておきたいと思います。

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