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玄通子先生

玄通子先生著編「相道」第二号鑑相秘録より

今からおよそ54年以上昔の実占例ですが、

「三十八歳の男子、眉毛が濡れて倒れ(妻乃至妾が密通して煩悶やるせない相)、左の魚尾に白苞が出て、その傍に三十台の美人が背を向けて現れ(妻の反対を苦にしている相)、右の魚尾に色白の三十五、六の女と二十五、六の瓜実顔の優男とが同じように背を向けて現れ、神動線が右魚尾から出て女像を過ぎり、右の金甲へ引いて(この三十五、六の女に当人は首ったけ恋著しているのだが、女は傍の二十五、六の優男と通じ、当人に秋風を吹かしている相)、両顴勢に似疵苞が現れ(名誉を傷つけられる相)、右の涙堂にも白苞が現れ(恋愛を苦に病む相)、印堂が赤く(あせり)、地閣も赤くなり、右の腮骨に図のような神動線が走っている(建築の相)・・・。」

本当は、もっと長いのですが、あまり引用するといけませんので、このへんで。

まず、驚くのが、顔を見て、ここまでのサインを読み取っていることです。
実際には、

*三十八歳の事業家が奥さんがいる身でありながら三十五、六の女性と不倫をしている。
*その浮気相手の女性も別の若い情夫がいる。
*浮気相手の女性に家を建ててやる約束をしている。
*しかし、その浮気相手が若い情夫との関係を求め、事業家を拒んでいる。

などが、驚くほど顔から読み取れるわけです。

ここまで読み取れるようになりたいものですね。

この例を取り上げたのには、もう一つ理由があります。

観相による洞察もさることながら、いつの世にも同じような悩みを持つ人がいる。

この事業家は、どうしても浮気相手の女性と一緒になりたいのですが、玄通子先生は止めます。この女性は持ち物は良いが浮気っぽい、だからこれからも男を変えていくからやめろと諭すのですが、事業家は諦めません。あげく、今の情夫に飽きたころに一緒になれないかと聞いてくる始末。

「それは何時ぐらいしてからでしょうと本気で訊ねられたのには全くうんざりした。中年の色ごとは全く相手になりにくい。理屈は一と通りも二た通りも心得て、自分の弟妹、後輩へは恋愛訓も得々喋舌る手合だから始末に困る。特にこの人の場合・・・。」

・・・まったく今も一緒ですよ、玄通子先生。

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