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占い的EBM

古書の一部を変更しながら抜粋します。

「門人の鑑定的中せざる由を述べたるに翁其書取を見て曰此次第ならば的せずんばあらず然ば方角の違にてもやあらん試みに過去の死別を一二ヶ条聞たしと篠原氏曰何年前に死別あり又何年前にも有しと翁曰然らば坤艮なり若然らば当年火難ある筈なりと篠原氏曰当春貸家類焼すと翁曰然らは坤艮に必せりと茲に於て篠原氏生家の生井へ往反する毎に磁石を以て能く是を見しに午未の間と子丑の間とに当れりと・・・」

EBMとは医学で使われる用語だそうです。

根拠に基づいた医療 EBM evidence based medicine

医療行為の効果、医療行為の結果の予測などが、臨床の現場では必ずしも予測された結果にならない場合があります。EBMとは、この疑問を解決するために、新たな臨床研究、実験、観察により、客観的な根拠を求めようとする考え方だそうです。大事なことは、既存の理論や経験、権威者の判断などに盲目的に依拠することなく、目の前の疑問を客観的なデータによって再評価しようとする姿勢にあります。

古書に見られる判断の再検討は、原始的な形ですが、学ぶべきものがあります。翻って、現在の占い現場では、この根拠に基づく処方がされていないのが現状です。私も含めて反省すべきだと思います。

ただ、占い的な検証で注意すべき留意点があります。占いのシステム自体に間違いがあるのか、占いのシステムを扱う人の扱い方が間違っているのかという点です。後者については、その個人の習熟度によることになります。困るのは前者です。

占い的検証で困ることは、占いのシステム自体に間違いがあっても、その占いのシステムを扱う人の能力が高い(あるいは強力な磁場のようなもの?信念?)ために、間違いに気付かない点です。ここで整理しますと、

1、(一応)客観的なレベルでの整合性が保たれている占いシステム

2、中心となる人物及び、その集団にのみ作用している占いシステム

3、その個人のみに作用している占いシステム

もちろん、運用する点では2や3が作用していても何の問題もありません。満足のいく結果がでればいいわけです。しかしながら、占いを研究するのであれば、1をあぶりだすことを目標にすべきだと思われます。ただし、そんな風に都合良く分離できるものなのかどうかにも疑問があるところです。また、2や3を随意に意図して構築できるのであれば、これもアリということかもしれません。

研究は大事、しかし研究した結果、新たな錯誤体系の信念化に突っ走ってしまうのも困りものです。自らを反省します。

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