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方位の術

吉凶悔吝は、動に生ずる者なり (周易繋辞下伝)

この一文の解釈には様々なものがあると思われます。
存在のありようであったり、人が認識する作用のことだとも考えられます。
しかし、これを実際の移動等の作用として受け取った人たちがいました。

方鑑学
方鑑学とは、一般的に広まっている方位学である気学や九星術のルーツであり母体となった占いです。江戸時代以前にも方鑑学の原型は中国から伝わっていましたが、為政者側の独占状態となっていました。これが江戸時代以降、一般にも知られるようになり、現在の形に改良されてきた経緯があります。そのおもな特徴として、中国から伝来した占術を日本人向けに改良工夫した点があげられます。

方位術の歴史と主要文献

第二十九代欽明天皇の時代(西暦538年)、百済の聖明王がはじめて易・暦・医(陰陽論、五行論に基づくもの)伝わる。

第三十三代推古天皇の時代(西暦602年)、百済の僧観勒が渡来して、暦本、天文、地理、遁甲、方術などの書籍を献上した。

奈良時代には吉備真備が唐から持ち帰った書の中に奇門や九星のことが書かれているものが含まれていた。しかし、陰陽寮の関係者や貴族の間に深く秘された。

江戸時代、陰陽五要奇書、協紀辨方書などから現在の九星気学の原型が出来上がる。

陰陽五要奇書
第一集 郭氏元経            晋 郭璞先生
第二集 王旋王幾経           晋 趙載先生
第三集 陽明按索            明 陳復心老人
第四集 佐元直指            明 劉伯温先生
第五集 三白寶海            元 幕溝禅師

欽定協紀辨方書  乾隆六年

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